最近アクセサリーや編み物を作るとき「今、持っている素材を全部使いきる」ということをテーマにいろんなものをつくっています。

なにか作りたくて材料を買って
作り終えると少し残る。
そうやって集まったパーツや、とっておいた「いつか使えるもの」「いつか何かにしたいもの」が、気づけば押し入れにたくさんに増えました。一応、丁寧にわけて収納してみたけど、それらは『いつか』を待ったまま、押し入れにずっとありました。
その「いつか」を待ってもなかなか来ないし、
結局もったいなくて捨てられない。
いつかを待つでも、
手放すでもない方法は、
あるものを全部使って、
作って、しまう。
だと思ったんです。

何が一番喜ばれるだろう、
この素材でなに作るのが一番いい?
アクセサリー作りをはじめてから今までに作ってきた、可愛いと思ってきたいろいろなデザインのアクセサリーを、いまここにあるものでカラフルに作り直してみることにしました。
色やパーツがいろいろあるからこそできる新しくて可愛い組み合わせができてきています。
まずは第1段。
ー毛糸を使いきることー
帽子や膝掛けを編む

ものづくりをしているとどうしても少しずつ余るものが出てきます。ウールやコットン、レース、刺繍糸などはまさにその代表格です。

ひとつ何かを作ったあとのほんの少し残った糸。もうひとつ作るには足りないくらいの小さな毛糸だま。とっておいたからって「これで何を作るか」は決まってないけど、もったいなくて、なんとなく捨てられないし、かわいすぎてまだいける気がするからとっておいてしまう。もうこれの無限ループです。
でもある日、母がとても自由に短くなった糸をつないで三角のストールを編み繋げていました。
「そのままじゃ散らかっちゃってしょうがないから編んじゃったよ」と。
「え、これめちゃくちゃかわいい」
それが私の返事でした

この三角ストールは子供の頃からいつも身近にありました。生まれたばかりの時のおくるみも母が編んでくれたそうです。それからはソファーにおいたり、ベッドカバーとして使ったり、ポンチョのようにショールとして使ったりしていました。

縦縞のカラフルな色あわせのニット帽も仕上がりました。いくつ作っても同じものが出来上がらないとても素敵なニット帽です。
これはレース糸で編んだバブーシュカです。バブーシュカはおばあちゃんという意味をもつ言葉らしくて、確かに三角頭巾と言われたらそのような感じです。
それから大きなルールは無しにして色を組み合わせ、引き揃え糸みたいに糸を繋いで編んでみよう。そして仕上がりにはちょっとだけテーマをもつことにしようということも、やってみてくれました。これもすごくすてき。
ウールとコットンを混ぜてもいいんじゃない?なんなら太さが変わっちゃうのもいいんじゃない?
そんな自由な発想でただただ、“ここにある糸たち”をそこにあるからという理由で、そのままつないでみていた毛糸だまがとてもかわいくて。それを編み進めていったら、想像以上にかわいくなりました。きれいに揃っていない色、素材も統一されていなくて正解なんてどこにもないような組み合わせができあがりました。
最初から完成形を決めて作ったものではありません。「余ったから、なんとなく取っておいた」そんな糸たちです。それを編み繋げていったら、
“めっちゃかわいい”になりました。
すごくうれしいです。

暮らしの中にはこういうなんとなく捨てられないものがたくさんあります。捨てられない理由はもったいないだけじゃなくて、やはりきっと気に入ってるからだとおもうんです。
だから、それらをそのままにしないで
何か形にして「めちゃめちゃかわいい」とまずは自分が感動する。
そして、誰かのお気に入りになっていただける準備をする。
その準備が少しづつできてきて、
とても嬉しい気持ちになってきています。

カラフルリメイクで
毛糸を使いきる
和子の小言/カズコゴト