捨てずに染める。/dyeing /HAHAMAMA/

HAHAMAMA

染め物はじめました『捨てずに染める』

これが一番最初にあるコンセプトです。

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料理を作るとたくさんになる野菜の皮、果物の皮、ゆで汁や、庭仕事をしているとたくさんになる剪定枝、クローバーやどくだみなど雑草と呼ばれるものになってしまいます。咲き終わったお花もたくさんになります。こういうものはいつも捨ててしまうことばかりでこのあとはゴミとなってしまいます。でも私はもともと『もったいない』ことが苦手でくず野菜はだしにつかったり最近では野菜を小さな畑ママファームの肥やしにしたりしておりました。が、また新たな手仕事として過去にも経験のある染め物をもう一度やってみることにしました。

まずは玉葱の皮。

私は料理にたくさんの玉葱を使います。ピクルス、糠漬け、飴色玉葱、カレーにもたくさん使いますし、サラダにも、まるごとの煮込みにも、オニオンリングはもちろん、ステーキにもします。それほどの玉葱好きですから出る皮の量も相当。そのつどネットにいれて保管。天日干しにして乾燥させてためておきます。

それをスープをとるように寸胴で煮ます。

これが染液となります。

染めるものはまずガーゼを選びました。

母が去年の夏の暑さを乗りきるために支えてくれたものがガーゼの首巻きでした。首と頭から流れてくる汗を拭き取り、さっと水洗いしてもすぐに乾き、ヘアバンドのように頭に巻いてもエアコンで冷えそうなときにマフラーのように首に巻いても重くならずべたつかず柔らかいのがガーゼです。使っているものは一重のものを150-180センチで染めています。あえて切りっぱなしにしているので好きな長さにカットしてハンカチや手拭いにしていただいてもいいと思います。

染液を煮出し、

染め、

色止めをし、

何度も洗い、

丁寧にアイロンをかけています。

洗いたてはガーゼのクシュクシュがとてもいい感じですがアイロンをかけるとふんわりと優しくなりより一層素敵になります。この仕上がりのやわらかさをみるとアイロンがけの手間は愛だなと感じられる時間だなと思います。色落ちすることもあるかもしれません。たくさんつかっていただき洗濯を繰り返したら色褪せもあると思います。漂白剤など使わず優しく手洗いしていただけたら褪せてゆくその色の変化もいとおしく感じていただけると思います。