味噌仕事/黒豆味噌
2020
味噌作りの経験値がまだまだ浅いにも関わらずあらたなことにも挑戦してしまいました。《黒豆味噌》です。せっかく手作りするならちょっと珍しいものを作る楽しさもあるよなと考えてしまう私としては黒豆で作るお味噌があるというのを知ったのはとても嬉しいことでした。
今回買ってきた黒豆は豆が少し黄色みがかったものでした。
こちらも18時間以上みずに浸しそこからコトコト柔らかくなるまで煮込んでいきます。
茹で上がりはいつもの黒豆とはちょっと違うまるで小豆のような色合いでした。
香りはとても甘く大豆に比べると少し香ばしいようにも感じました。
それを潰します。
大豆によりも皮がしっかりしているのでこれがどうなるのだろうか?と少し心配にもなりながらなるべくしっかり潰しました。実はとってもやわらかくモチモチした印象でした。
塩切りこうじをまぜます。
黒さがとてもかっこいいです。
丸めて空気をしっかり抜きながら樽につけていきます。
ここに塩をふりうち蓋をし重石をのせて3ヶ月後には天地返しをします。大豆の味噌と二日違いで漬けたので天地返しの季節も同じです。美味しくそだっくれますようにと願いながらしまいました。
その頃きは黒さがさらに増してかっこよく艶やかになっているんじゃないかとイメージしています。6月にまた経過はお伝えいたします。
そして。
この黒豆味噌の仕込みと共にもうひとつやってみたことがあります。《捨てずに染める》です。
水で黒豆を戻した時に出てきた赤みがかった黒い水。これを使って紙紐を染めました。
なんとこんなに素敵な紫に染まったのです。みょうばんで媒染しました。乾くとまたやわらかく優しい色になりました。
染めるタイミングや時間などの違いでこんな風に色に変化も出てきます。お豆をやわらかく煮た後のゆで汁でも染めてみました。もっとグレーがかった素敵な色でした。お料理やママファーム仕事やお花を育てたりするときに出てくる『いらないもの』。それを捨てずに取って置き手当てしてあげるだけででてくる《色》がこんなに美しいなんてしあわせだなと思っています。
今年たくさん育てているツタンカーメンというえんどう豆。このさややつるからもきっと素敵な色が出ると思うんです。
収穫が終わるのも6月くらい。
黒豆味噌の天地返しの時期と同じです。
たのしみです。
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HAHAMAMA